「まどマギ」見るときのポイントを3つ紹介!ネタバレあり

まどマギ(魔法少女まどか☆マギカ)は魔女と戦うのがメインの話ではなく、少女たちの心を描いた内容がメインのストーリーになっているアニメです。
どんな願い事でも1つだけきいてもらえる代わりに、魔女と戦う使命を課せられた少女たちの葛藤や絶望の気持ちを描いた作品は、想像の上をいく展開の連続になっているのでとっても見ごたえがあります。
本記事では、魔法少女まどか☆マギカの見るときのポイントを3つ紹介していきます(ネタバレあり)
内容は暗いものの、作り込まれたストーリーや映像など見ごたえがあり、音楽も内容に合った曲が多数使われているのものめり込みポイントだと感じます。
ポイント1: 魔法少女と魔女の関係

魔女とは?
魔法少女が倒すべき敵として認識されている「魔女」ですが、実は魔女はもともと魔法少女だった少女の成れの果てです。
魔女になると妬みや嫉妬、恨みや絶望を振りまく存在になり、人々に影響を与えます。
基本的に結界の中に隠れていますが、強力な魔女は隠れる必要がなく結界の外でも存在できます。
魔法少女がキュウべぇと契約すると体内から生み出されるきれいな宝石ソウルジェムが黒くにごり切ってしまうとグリーフシードに変わり、魔女になります。
また、魔法少女は魔女を倒すことで得られるグリーフシードで、ソウルジェムの濁りを浄化できます。
魔法少女とは?
魔女を倒す存在であり、やがて魔女になる存在でもあります。
影響力のある人物ほど、強力な魔法少女になり強大な魔女になります。アニメ第11話「最後に残った道しるべ」で触れています。
まどかは平凡な中学生なのに、なぜ「すごい力を秘めた魔法少女」になれるのでしょうか?
ソウルジェムとグリーフシード
ソウルジェムは、キュウべぇと契約を結んだ少女の体内から抜き取られた魂そのもので、魔力の源でもあり魔女探知機の役割もします。
ソウルジェムは負の感情を抱いた時以外にも、魔力を使ったり、日々の生活でも少しずつ濁っていくので定期的にグリーフシードで浄化しないといけません。
グリーフシードは、魔女を倒すともらえる戦利品で、ソウルジェムの濁りを消してくれる役割があります。
魔法少女は日常生活や魔法を使うことで日々濁っていくソウルジェムを、グリーフシードで浄化する必要があるので、定期的に魔女を倒さなければなりません。
魔女と戦わないといずれは黒くなってしまい自身が魔女化してしまいます。
魔法少女はやがて魔女になる
グリーフシードを手に入れられなかったり負の感情が溜まりすぎると、魔法少女はソウルジェムが真っ黒になり魔女になってしまいます。

魔法少女がやがて魔女になる存在…という部分にダークな印象を受けますね。
「魔法少女= 正義」で「魔女= 悪」というイメージが完全にくずれます。
『 成長途中の女性のことを「少女」って呼ぶんだろ?
だったら、やがて魔女になる君たちのことは
魔法少女と呼ぶべきだよね 』
重要な説明がないまま魔法少女になっていく少女たちは、後に明らかになっていく「魔法少女のしくみ」を知りキュウべぇにだまされたことを知ります。
自分たちと価値観が合わないキュウべぇには少女たちをだましているという認識が全くなく、自身の目的を達成するために少女たちと契約を結んでいます。

ポイント2: ほむらの行動

まどかの通う見滝原中学校へ転校してきた暁美ほむらは、冷たい態度が全面に出ていて信用していい人物なのか悩むキャラでした。
話が進むにつれ、ほむらはどうやら敵ではないらしい…と感じてくるようになります。

まどかとキュゥべえの接触をかたくなに阻止したり、まどかが契約しそうになるのを必死で邪魔するのはなんでだろう?
第1話のはじめにまどかが見ている夢の中にほむらが出てきたのも、まどかに魔法少女にならないように必死に警告をしているのも、ちゃんとした理由があるんです。
ほむらは時間を止めたりさかのぼったりできる「時間操作」の魔法を使うことができる魔法少女で、色々な時間軸を生きている特殊な魔法少女です。
魔法少女になった理由も「まどかを守るため」でした。
ほむらはこれまでに色々な時間を生きてきた中で、まどかの敗北や魔女になる場面に何度も直面し、そのたびに時間操作を繰り返しまどかを救おうとしています。
そのため、キュゥべえがまどかに近づかないように、まどかを魔法少女にさせないために、まどかの行動に注意しているのです。
しかし、まどかを守るために違う時間軸を何度も何度も繰り返しているこの行動が、ごく平凡で普通の少女であるまどかを強力な魔法少女に育ててしまう結果につながります。
ポイント3: まどかが魔法少女になるタイミング

この物語の主人公まどかはほむらの頑張りもあり、なかなか魔法少女になりません。
初めてまどマギを見た時は…

早く魔法少女になって、みんなを助けてあげてよー!
と思ってました。
でも物語を見進めていくと、魔法少女になることの重みやまどかが魔法少女になるべきタイミングがあることが分かってきます。
まどかが魔法少女になろうと決めるのは魔法少女のしくみをすべて知ったあとで、魔法少女になった少女がどんな結末を迎えるか、ソウルジェム生み出した身体がどうなってしまうのかを全部見てきた上で願い事を決めます。
魔法少女になった仲間たちの末路やほむらの今までの行動はまどかの決断に大きな影響を与えています。
なので、今まで傍観者だった まどかにも意味があったんですね。

仲間の魔法少女を見守ってきたまどかだからこそ、考えられた願い事というわけですね!
「すべての魔女を、生まれる前に消し去りたい。
すべての宇宙、過去と未来のすべての魔女を、この手で」
まどマギを見るときのポイントを3つ紹介!:まとめ
今日紹介した3つのポイントは以下になります。
- 魔法少女と魔女の関係
- ほむらの行動
- まどかが魔法少女になるタイミング
「まどマギ」はとても作り込まれたストーリーで見ごたえがあり、音楽も世界観にピッタリ合って、夢中になれること間違い無しのアニメです。
ただ、内容が難しいので
「意味がわからない」
というコメントを見かけます。
私も「時間軸」のくだりでチンプンカンプンになってしまい、何度も見返しました(;・∀・)
大人向けのアニメを探しているかたに、ぜひ見てほしい作品です!